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European Union at Expo 2025 Osaka, Kansai, Japan
「未来的な永遠性」

2025年大阪・関西万博のEUパビリオン公式ユニフォーム

欧州連合(EU)の欧州対外行動庁は2024年秋、EU全域の高等教育機関でファッションデザインを学ぶ欧州在住の若者や、ファッションデザイン関連のプログラムの卒業生を支援すべく、2025年大阪・関西万博のEUパビリオン公式ユニフォームデザインコンペティションを開催しました。 提出された数多くのデザインの中から一つに絞り込むことは非常に困難でしたが、12月にスロヴァキアのトマーシュ・マリニャーク氏を優勝者として発表しました。 

優勝発表後、マリニャーク氏は数カ月間にわたり、先駆的なファッションブランド「アンリアレイジ」の創設者として有名な日本人デザイナー、森永邦彦氏の指導の下、自身のデザインに改良を重ね、完成させるべく取り組んできました。 

Uniforms

本万博のテーマ、「いのち輝く未来社会のデザイン」およびEUパビリオンのテーマ「未来を育む」からインスピレーションを受け、EUの精神と「新欧州バウハウス」の価値を体現したマリニャーク氏のデザインは、審美的な美しさやEUらしさを備えているだけでなく、持続可能で包摂的でもあります。 

EUパビリオンの公式ユニフォームは、着る人の性別や体型、肌の色を問わない、ボタンダウンのデニムベスト、ニットポロシャツそしてハイウエストデニムパンツで構成され、シルエットと機能の両面に注力し、パターン生成や3Dビジュアライゼーションといった高度な生産技術およびサステイナブル認証を受けた生地を採用しています。例えば、コットン100%の軽く通気性に優れた3Dパターン生地を用いた同ユニフォームは、どのような天候でも快適に過ごすことができ、あらゆる体型を美しく見せる緩やかなシルエットになっています。また、EUから着想を得た模様や記号をブロケードで手刺繍することで、オーダーメイドのような風合いが加わり、「未来的な永遠性」というマリニャーク氏の言葉を形にした、EUらしさが際立つデザインとなっています。 

特筆すべきは、マリニャーク氏のデザインが環境に優しい素材を使用し、全生産工程がEU域内で行われていることです。彼の出身地であるスロヴァキアと、彼が現在チェコ・プラハで学んでいることに敬意を込めて、ユニフォームはチェコから調達された生地を使い、スロヴァキアで手縫いされています。 

 

仕様 

ポロシャツ ズボン ベスト 
  • コットンニット100%  
  • 3Dプリントパターン  
  • 半袖 
  • ボタンレスデザイン  
  • コットンデニム(180g/m²)100%  
  • ハイウエストデザイン 
  • 両側留め 
  • 飾りステッチ入りポケット縫い  
  • 模様部分: ポリエステルブロケード(180g/m²)  
  • コットンデニム(180g/m²)100% 
  • ドロップショルダーのゆったりとしたフィット感 
  • 飾りステッチ入りフラップ付きパッチポケット  
  • 模様部分:ポリエステルブロケード(180g/m²)